審判の入り口

熊本で審判に興味を持った方用のページです。
随時修正しますのでご協力お願いします。


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■はじめに

このページは皆さんからの質問を元にネット上などから調べたものを、Farrago管理側なりにまとめてみたものです。
チームや自分のために審判をやってみたいと思っている方をはじめ、お子さんが審判資格に興味を持った時に保護者さんが参考にしてみる等、プレーヤーや応援者が公式試合などで審判を観たときに最初に思うであろう「審判さんって資格とかあるの?」というような、いわば入門編以前の内容になります。

間違いや誤解を受けるような内容がありましたら、修正致しますのでご連絡ください。
一人でも多くの方に審判に興味をもっていただき、熊本のバスケットの発展につながればと願っております。
               FarragoBBC管理人

■公認審判とは

公認審判はそれぞれの資格に沿ったワッペンを所持しています。

資格取得には、
ルールの把握
マニュアルの把握
ジャッジの仕方(笛のならしかた、ジェスチャー、走力など)
割り当てられた試合に責任をもつこと
人間性などを総合的に判断されています。

県公認審判の資格を取るために最短でも2年はかかると言われています。(国家試験並みですね)

※公認審判には、各都道府県バスケットボール協会が審査する日本公認、各ブロックレベルで審査するA級公認、JBAが審査するAA級公認、FIBA国際審判員等があるのですが、ここでは「審判に興味を持った人を対象」という意味で、熊本県バスケットボール協会審判委員会の公認を「公認」として記載していきます。

公認を目指しているのではなく、練習試合などで笛を吹いてみたい、審判のジェスチャーがわからない等の方は、ルールブックについて、から閲覧されるとよいかと思います。

■公認審判になるには

各カテゴリーで審判をする機会をもち、各カテゴリーの審判講習会への参加や公式戦や練習試合会の審判などを引き受けることによって、各カテゴリーの審判委員長より推薦を受けた後、公認審判の査定を受けることになります。
審査会で合格すると、公認審判としての活動することが出来るようになります。

■公認審判の査定基準は

実技、ルールテスト、普段の審判活動や将来性、審判活動に取り組む姿勢などを審査委員会において総合的に判断されます。
指定される講習会や試合の審判に足を運ぶことが最優先となるので必然的に時間の融通が必要となってきます。
そのため学生の方が有利で社会人になってから挑戦するのはなおさら難しいとされ、実際に受ける方々もバスケットボールと常に関わっている方々が圧倒的に多いようです。

■年に一回の査定

各カテゴリーからの推薦を得た後、査定を受けることになります。

県公認も日本公認も、年に一回の査定の機会があるそうです。
査定自体もある程度の審判技術がないと受けられません。
現在、高校生の一年生大会もしくは高校の新人戦大会のどちらかですので、高校生の走力に対応できることや勝敗に責任をもてることなどが重要になってくるようです。

審判を練習する目的は、審判をすることなので、審判をする機会をみつけなくてはいけません。
どれだけルール・ブックを覚えても、実際の試合をジャッジできなくては意味がありません。
ルール・ブックを何度も読みルールを覚え、ゲームにも何度も何度も足を運び審判の実践していくことが必要ですし、自分の判断だけでなく善し悪しを助言してくださる先輩方の存在も必要になってくるかと思います。(最短2年というのもよくわかりますね)
そのためには、公式戦を中心にカップ戦や練習試合など、数多くのゲームの審判を積極的に経験することです。

■熊本県の審判のカテゴリー

審判にはカテゴリーというものがあります。
普通、審判員は仕事の関係や学校の関係で所属を決めています。
カテゴリーは、下記のように分かれています。

□熊本県バスケットボール協会審判委員会
カテゴリー一覧

一般
高校・高専
中学連盟
ミニ連盟
キッズ連盟

通常、どこかのカテゴリーに所属し、そのカテゴリーの大会に参加する際に審判をしていると公認審判員と出会います。
その審判員にたずねるのが一般的です。
または現在所属しているチームや関係チームのカテゴリー毎に連盟があり、その連盟の審判長がいます。その審判長におたずねください。
年に数回、カテゴリー毎の審判講習会があるので、その情報もわかると思います。

どこのカテゴリーも所属してない場合、どこかの公式戦参加のチームに尋ねてみてはどうでしょうか。
*公式戦参加チームとは、日本バスケットボール協会にチーム登録、個人登録してあり、熊本県バスケットボール協会主催大会や郡市バスケットボール主催大会などに出場できるチームです。

そこで、公式戦参加チームの方に審判部を紹介してもらう方法があります。
チームをもっていれば、当たり前に審判の機会がありますが、チームがなければどこかのチームの審判をお手伝いするのがベストかもしれません。

例えばクラブチームに所属している方ならクラブ連盟、高等学校の教員や生徒なら高体連と、今後バスケットボールに関わっていく上で活動しやすい連盟に所属することをお勧めします。
所属を決めたからといって、他のカテゴリーのゲームが吹けないということはありません。

■ルール・ブックについて

日本バスケットボール協会のホームページから購入可能です。
熊本県バスケットボール協会審判部でも取り扱っています。

①2013 バスケットボール競技規則(ルールブック)
国際バスケットボール連盟(FIBA)が定めた「Official Basketball Rules 2012」に準拠して、日本バスケットボール協会(JBA)が制定した競技規則と国際競技規則を収録。1,800円(税込)

②2013 オフィシャルズ・マニュアル -レフェリーズ/テーブル・オフィシャルズ-
国際バスケットボール連盟(FIBA)のレフェリーズ・マニュアルを基にして作成した審判用マニュアルとテーブル・オフィシャルズのためのマニュアルを収録
1,800円(税込)

※ルールは毎年のように更新されルールブックもそれに伴い改定されています。

■審判道具について

◇レフリーカッター(グレー)
◇レフリースラックス(黒)*ベルトをするなら色は黒です
◇レフリーシューズ(黒)
◇靴下(黒)
◇笛
審判の服装もルールで決められていますので、バスケットボール専門店でお尋ね下さい。
どの道具も、推薦された商品を紹介してくれます。
適当に購入されると買い直さないといけない場合もあります。

■その他

仲間内の練習ゲームを吹いてもマニュアルの把握程度となる場合が多いので、勝敗の緊張感をもつ公式戦を吹いてみる方がよいと思います。
公式戦は勝敗がかかってますので、選手、ベンチスタッフ、観客の誰もが厳しく笛の評価をしてくれます。
その緊張感の中、試合をキチンと成立させないといけません。
涙がでそうなクレームを受けたり、吹きそこないによる罪悪感や頭の中が真っ白くなるような緊張感などがリアルにあります。
どのような試合であっても選手、ベンチスタッフ、観客の誰もから信頼される審判をすることを目指すくらいの覚悟がないと審判は出来ないのかもしれません。

最初から上手な審判もいません。
現在活躍されている公認審判員さんたちも、上記と同じような手順を踏んで、先輩審判員さんたちのアドバイスなどをいただき、あらゆる試練を乗り越えて公認を取得されています。
近年、ヤングマンクリニックや女性クリニック等、審判を目指す方へ多方面でサポートが始まっています。

まずは覚悟と行動ですね!
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